7.糸畔の草木塔

米沢市指定有形民俗文化財(平成二十四年三月二十九日 指定)

現在地米沢市大字簗沢字糸畔
碑文文化十三年(梵)草木供養塔 四月七日
大きさ高さ118㎝ 幅80㎝ 厚さ25㎝
材質花崗岩の自然石
建立月日文化十三年四月七日(1816年)
種字ウン

 本草木塔は、文化13年(1816)の建立で、県道綱木―西米沢停車場線に面した原野に飯豊山の石塔とともに並立している。本来は、道を挟んで対面側に鎮座していたが、県道改修工事の際に移設した。

 碑文の上部には阿閦如来を意味する種子「ウン」を置き、その下方に「草木供養塔」、向かって右側に「文化13年」、左側に「4月7日」と刻まれている。また、現在は確認できないが、裏面に「入簗沢村」の銘があったという。

 本塔は花崗岩製のため、風化が進んでおり、判読が困難になってきている。簗沢地区では数少ない草木塔であり、飯豊山信仰との関わりが窺われる貴重な存在である。

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