米沢市指定有形民俗文化財(平成二十四年三月二十九日 指定)
現在地 | 米沢市小野川町字朕沢 |
碑文 | 弘化二年巳天 草木供羪塔 |
大きさ | 高さ62㎝ 幅29㎝ 厚さ25㎝ |
材質 | 安山岩の自然石 |
建立月日 | 弘化二年(1845年) |
種字 |
本草木塔は、弘化2年(1845)の建立で、旧向羽黒堂集落にあったものを甲子大黒天本山宝珠寺の小町山公園整備に合せて移転建立したとされ、自然散策道から少し脇道に逸れた松林の中に立っている。
碑文は、中央に「草木供羪塔」とあり、向かって右側面に「弘化二年巳天」と刻まれているが、建立者や建立事由などは判然としない。
玉石を集積して台座としており、自然豊かな公園内にあることで草木塔に相応しく、素朴な中にも緑に映えて印象深い。本塔は江戸時代に建立された草木塔では最も小規模なものであり、その存在意義が注目される。