米沢市指定有形民俗文化財(平成二十四年三月二十九日 指定)
現在地 | 米沢市万世町刈安字平栗山一 |
碑文 | 弘化二巳年(梵)草木供養塔 八月八日 |
大きさ | 高さ81㎝ 幅79㎝ 厚さ17㎝ |
材質 | 安山岩の自然石 |
建立月日 | 弘化二年八月八日(1845年) |
種字 | ア |
本草木塔は、弘化2年(1845)の建立で、国道13号線に面した山の神神社の入り口の鳥居の脇に湯殿山と出羽三山塔とともに並立している。
碑文は、塔頂部に梵字(種子)の大日如来を意味する「ア」を置き、その下方に「草木供養塔」、向かって右側に「弘化二巳年」、左側に「8月8日」と刻まれている。日付の下に「東原寺」とあったとの記録もあるが、現在は判読できない。
万世地区に所在する江戸時代の草木塔は、すべて山の神神社の付近に所在しており、山の神信仰と深く結びついていることが窺われる。