11.下中原の草木塔

米沢市指定有形民俗文化財(平成二十四年三月二十九日 指定)

現在地米沢市大字口田沢字螻尾下
碑文文政六年未年八月 草木塔
大きさ高さ85㎝ 幅43㎝ 厚さ22㎝
材質安山岩の自然石
建立月日文政六年八月(1823年)
種字

 本草木塔は、文政6年(1823)8月の建立で、現在は市道(赤道)内に所在している。

 石塔は塔頂部が西側に傾いたような楕円形状を示しており、中央に細身で大きく「草木塔」と刻まれ、向かって右側面に「文政6年未年8月」と建立年月が銘記されている。

 近くには他に2基の石塔が建立されており、うち観世音は草木塔と同じ建立年月であることから、関連性があると思われる。

 また、対面する地蔵堂は女性信者が主体となって祭祀を行っており、草木塔と地蔵講との関わりについても窺うことができる。

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